【手間のかけかた】
2017年 12月 13日
片づけで人と暮らしの調和を導く...
『片づけコンダクター』橋本裕子(広島県福山市)
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【手間のかけかた】
アクション数を減らす...片づけでよく耳にする言葉。
アクション(手間)が多いと片づけが面倒になったり、見つけにくくなったりするから、できるだけ減らした方がいいということ。
行動経済学者のディリップ・ソマンとアマール・チーマがこんな実験をしています。
Aは、クッキーがそのまま入ったケース
Bは、クッキーが一枚一枚、袋に入ったケース
Aは平均6日間で完食され、Bは平均24日で完食されたという結果になったそうです。
「袋から出す」というひと手間が食べる気力を遅らせたのでしょう。
私自身の経験に置きかけてみても、そうだろうなぁっと思います。
なので、我が家では...
ふりかけやお茶漬けは一つ一つ切り離して収納したり
納豆の外装を外してケースに入れたり
この時期ならではの飲み物も外箱を外したり
アクション数を減らして、すぐ飲める、すぐ食べられる、すぐ使えるように。
アクション数の少なさが消費へと繋がっています。
さてさて、そんな「ひと手間」。
全て手間がかからない方が良い訳ではありません。
「手間をかけない」と「あえて手間をかける」を使い分けることも暮らしの愉しみ。
私の場合...
珈琲は豆のままもあれば、挽いてもらうこともあり。
写真では分かりませんが、右が豆、左が粉。
紅茶も、ティーバックもあれば、リーフティーもあり。
豆をミルで挽く手間も...
茶葉のジャンピングを待つ手間も...
手間をかけるということは、そこに流れる豊かな時間を愉しむことだと思っています。
どんな高価なモノを手にする事よりも、豊かな時間を感じることの方が満足感は高いと思う。
しかし、いつもいつもは時間をかけることはできない。
だから...
手間をかけないことも
手間をかけることも
どちらもあって良し。
そんな手間のかけかたをしていきたい。
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by naoyan2005
| 2017-12-13 21:56
| -キッチン