【正解がないから不正解もない】
2019年 11月 04日
片づけで人と暮らしの調和を導く...
『片づけコンダクター』橋本裕子です(広島県福山市)
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【正解がないから不正解もない】
Blogのトップ写真は、私のレシピ帳。
テレビやネットで気になったレシピを書き留めたり、料理本から何度も作っているレシピを書き写したり。
表紙に付いてしまった醤油のシミは、私が頼りにしている証拠でもある。
先日、テレビで「これはいい!」と書き留めたレシピ。
作ってみたところ、仕上げにかけたソースの味が濃く感じられた。
「我が家にはもう少し薄くした方が合うかもね」
と、オイスターソース大さじ2を大さじ1に書き直し。
その昔の私は、こんなふうにレシピを自分の好きな味に変更するということができなかった。
レシピ通りにできて正解!
そう思っていたのだ。
だから上手くできない度に、「あああ、こんな簡単なレシピですら、まともに作れないのか」と嘆いたり、「この料理家さんはダメだわ」と上から目線でダメ出しをしたり。←失礼な
自分に合う料理本はないかと、あれやこれやと探してみたものだ。
そんな私が「ここをもう少しアレンジしてみたらどうだろう?」と思えるようになったのは、料理を何度もしてきた経験からだろう。
そこには、「使う道具が違うのだから」「食べる人の味覚の違いもあるのだから」という土台ができたのも大きい。
失敗も含めて何事も経験だ。
そして、料理は正解を出すものではない。
片づけもまさに同じく。
片づけができなかった頃は、片づけの正解を本に求めていたし、その通りにしてスムーズに暮らしができなかったら文句ばかり言っていた。
また、「どうせ間取りが違うし」「時間がないし」「この人の本、全然参考にならない」などと、なんとも捻くれた性格でもあった。
今でこそ、「我が家だったら、こうしてみよう」と参考にする目的で本を読むようになったが、
これもまた何度も何度も片づけを積み重ねてきた経験からきている。
その家その家で暮らし方は違う。
この当たり前のことを当たり前に思えるようになったからだ。
片づけの正解は出すものではないし、そもそも正解は無い。
我が家だったら…の視点に置き換えられるようになって初めて、レシピ本も片づけ本も活かされるというものだ。
そしてその視点があれば、失敗なんて存在しなくなる。
より良くなるヒントにしかならないからだ。
正解が無いのだから、不正解もない。
恐れず、凹まず、経験するのみ。
まずは動こう!
\お世話になっています!/
♦エキサイトブログ公式プラチナブロガー
by naoyan2005
| 2019-11-04 14:55
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