【行動できない時には】
2019年 12月 02日
片づけで人と暮らしの調和を導く...
『片づけコンダクター』橋本裕子です(広島県福山市)
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【行動できない時には】
クリスマスツリーを出しました。
とだけ書いてみると、サラッとした感覚。
しかし今年は道のりが遠かった。
毎年11月中旬頃には「クリスマスツリーを出そう!」と浮足立っている私が、今年はどーーーも動けないのだ。
クリスマスツリーもオーナメントもすぐ取り出せる。
毎年同じ飾りつけにしているから、どれくらい時間がかかるかの目途もつく。
30分もあれば組み立てられるのに...
どーーーーも出す気分になれない。
面倒くさいという感覚とはまた違うような...
いやいや、やはりこれは面倒くさいの感覚か?
「子供も大きくなったし、もう今年はクリスマスツリー無しでもいいかしら?」
「いやいや、それでいいのか?私?」
そんな鬱々とした気持ちを抱えていたところ、インスタグラムで仲良くさせていただいているマダムが大きなクリスマスツリーを今年も飾られていた。
ツリーの足元には手作りのプレゼントの箱まで...これは準備が大変だ。
しかしインスタを読むと、準備の大変さ以上にマダムの楽しさが伝わってくる。
飾り終わったツリーの写真を見ると、頑張った人にしか...楽しんだ人にしか...味わえない幸福感が漂っている。
「いいなぁ~、クリスマスツリー」
ムクムクと「飾りたい」という気持ちが私の中に沸いてきた。
単純です。はい。笑
さて、それでは今年も飾るぞ!っと、クリスマスツリー、オーナメントそして掃除機をスタンバイ。
ちなみにツリーは大きいので、購入した時の箱にそのまま収納している。
オーナメントはひとつのケースにまとめて収納。
今年も飾り終わるまでの時間は30分。
飾り終わったツリーを眺めながら
「あああ、出して良かったな」としみじみ思った。
そしてふっと思い出した。
それは私が幼稚園児だった時のこと。
お弁当に入っていたキュウリ(数枚入っていた)が食べたくなくて、時間が過ぎてもずーーーーっと先生とにらめっこしていた時のこと。
「食べてごらんなさい」と先生が言うけれど、嫌なモノは嫌、食べるもんかと頑固な私。
すると、にらめっこにしびれを切らした先生が、突然、キュウリの一枚をつまんで食べたのだ。
ペロッとだ。
「ひゃ~~~~」ビックリした。
いとも簡単に私の目の前で...
先生が...
キュウリを食べた~~~~。
まさかの出来事。
そして、その「まさか」は、私に魔法をかけた。
あれだけ嫌がっていたキュウリを私は全て食べ切ったのだ。
4、5歳くらいの出来事。
けれども今でも鮮明に覚えている。
親なり友達なり、それまでキュウリを食べている人を見てきているはず。
だけれど、あの日あの場面で…それも先生が…
どこで、誰の、言葉を受け取るのか
どこで、誰の、行動を見るのか
特に「誰の」はとても大きい。
自力では生み出せない行動力が湧いてくる。
今回のクリスマスツリーもそのひとつ。
マダムだからの魔法かと。
頑張っている人、
素敵な人、
尊敬する人、
誰かの影響を受けて私の行動が生まれている。
私もそんな...誰かの「誰か」になれますように。
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by naoyan2005
| 2019-12-02 21:37
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